白いトロイカ(3)

ロタの出生の秘密がついに明らかに! ロタは祖母とついに再会したのだった。
また、歌の才能を発揮し、ロタは歌姫としての道を次第に歩んでいた。
一方、ロタを愛し、ナタリアとの婚約を解消したレオは「黒い鷹」討伐隊の指揮官を命じられるが… ロタ、レオ、そしてアドリアンの運命は? 感動の完結編。
ドイツ・レーゲンスブルクの音楽学校、聖ゼバスチアンの塔に400年前から伝わる「オルフェウスの窓」―――男性がその窓から地上を見下ろしたとき、一番はじめに眼界に入った女性と宿命的な恋におちるという伝説を持ったその窓で、ユリウスとイザーク、またユリウスとクラウスはそれぞれ出会う。
ところが伝説には続きがあり、その恋はオルフェウスとエウリディケの悲恋にならって必ず悲劇に終わるという…イザークのピアノの才能に嫉妬したモーリッツは妨害工作を行うが、クラウスとイザークの学内演奏会は大成功を収める。
一方、アーレンスマイヤ家の財産争いに巻き込まれたユリウスは、女性ながら男性として15年間育てられた。
ユリウスの秘密を知る母以外ただ一人の男、ヤーン医師にゆすられた母とユリウスはすべてを打ち明けて裁きを受けようと決心する。
しかし、その矢先に大事件が起きてしまう!!偶然、クラウスが実はドイツ人ではなく、ロシア人であることを知ったユリウス。
ユリウスはオルフェウスの窓で出会った宿命の恋人・クラウスにいつしか心を寄せていた。
一方、イザークの才能を買うヴィルクリヒ先生は、復活祭の後、レーゲンスブルク管弦楽団との演奏会にイザークとクラウスを推薦した!フレデリーケははじめての兄の舞台のために新しい服を用意しようと…ユリウスの父、アーレンスマイヤ家の当主が謎の急死をとげる。
ユリウスはアーレンスマイヤ家の当主となり、18になった時点で財産を相続することとなる。
アーレンスマイヤ家に潜む謎をユリウスは少しずつ調べ始める… 一方、フレデリーケは、イザークを今度の舞台から降ろすようキッペンブルク夫人につめよられる。
何よりも兄の舞台を楽しみにしていたフレデリーケは断るが、キッペンブルグ商会から嫌がらせを受け、働く場所がなくなって…続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60001850